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 主人公は熊本県人吉市出身で、登場人物の名字が九品寺(くほんじ)や神水(くわみず)、七城(しちじょう)で、せりふに方言「どぎゃん」が飛び出す――。熊本にゆかりのある読者なら心をくすぐられる漫画がいま、週刊少年マガジン(講談社)で連載中だ。熊本にちなむのは、原作者と主人公のモデルが熊本にいるからだ。

 作品は、サイコサスペンス「This Man その顔を見た者には死を」。都市伝説の男が起こす連続殺人事件に、警視庁の似顔絵捜査員が挑むというあらすじ。今春連載が始まり、8月中旬に単行本第1巻が発売された。熊本市在住の花林(かりん)ソラさんがネームを含む原作を手がけ、漫画を恵広史さんが担当する。

 主人公の天野斗(はかる)のモデルは、元警視庁似顔絵捜査員で、いまは熊本市を拠点に活動する色鉛筆画家、森口慶一さん(35)だ。花林さんが昨年、市内の老舗文具店で森口さんの絵画教室のポスターを見て、「異色の経歴」に興味を持ち取材したのがきっかけだ。

 守秘義務に配慮しながら、アトリエで数時間話し込んだ。絵の技術だけではない似顔絵捜査員の仕事の奥深さがわかり、想像が広がっていったという。被害者の緊張をほぐしながら記憶を聞き出すために、あえてジャージーの上着をはおっていたというエピソードは1話目に盛り込んだ。また、主人公の出身地を森口さんの生まれた山江村の隣の人吉市という設定に。主人公と亡き兄、親友でつくる「人吉七人衆」というグループも、物語の展開に大きく絡んでくる。

 森口さんは「フィクションでは…

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