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 東北初か2度目の春夏連覇か。どちらが勝っても史上初の快挙。阪神甲子園球場には4万5千人の観客が詰めかけ、歴史の証人になろうと決勝を見守った。

 大阪桐蔭の三塁側アルプス席では春夏連覇が決まると、「最高やー」と大歓声が上がった。五回に2点本塁打を放った根尾昂君(3年)の父の浩さん(52)=岐阜県飛驒市=は「『チーム桐蔭』みんなの力で最後までよくやったと思います。『おめでとう、よくやった』と伝えたい」と笑顔で語った。

 金足農には球場を包むような声援が送られた。三重県松阪市の大学教員平川和さん(30)は秋田県能代市出身。準々決勝から3試合連続で応援に駆けつけた。「私立、都会の学校に勝ってきた。最後まで諦めない姿勢を学びました」

 未来の球児も100回目の夏を心に刻んだ。愛知県尾張旭市の中学3年生北村健流(たける)君(14)は「負けた方にも大きな拍手があって、これが甲子園かと思った」。東京都大田区の望月理玖(りく)君(13)は「決勝、しかも100回の大舞台なのに、プレッシャーに負けずにプレーしていてすごい。自分もいつかここに立ちたい」と誓っていた。