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 お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭(まさやす)さん(39)が、エッセー『ナナメの夕暮れ』(文芸春秋)を出した。過剰な自意識と自己承認欲求に、ずっと悩んできたという。40歳を前に、自身の変化をつづった本作は、カルチャー誌『ダ・ヴィンチ』の連載に書き下ろしを加えたもの。「自分探しの集大成」と位置づけた作品への思いを聞いた。

     ◇

 ――2015年からの約3年について書いています。若林さんにとって、どんな時間でしたか?

 「若手とは言えなくなった、中途半端な時期でした。2008年暮れの『M―1グランプリ』で2位になったのが30歳のとき。テレビに出始めて、ようやく社会を知り始めました。20代はバイトとショーパブの往復で、社会に参加していた感じがないんです。普通の人が高校・大学を卒業した後に感じることを、30歳で感じるようになったというか。5年前に出したエッセー『社会人大学人見知り学部 卒業見込』では、番組の打ち上げや懇親会のことを『ああ、めんどくさい』と思いつつ、その社会に参加した驚きや、率直な違和感を書きました」

 「今回の作品には、30代後半に入り、司会も任されるようになって、打算的で俗っぽくなっていく潮目の時期の思いがつづられています。テレビに出始めて5年たち、社会というものにも慣れつつあった。でも、しょせんファーストタッチしか知らないもので、書けなくなってしまった。それで半年休載したのですが、プロレスを見に行って、それが楽しくて、こういうことも書いていいんだよなって。そんな簡単なことに気づいた。その後は、だいぶ気分が楽になりました」

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 ――悩まれていた自意識につい…

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