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流れ星の夜に 御巣鷹33年:下

520人が亡くなった日航機墜落事故から8月12日で33年が過ぎた。群馬県内に勤務していた私は、事故翌日から数カ月に及ぶ現場取材にあたった。その後、山を下り四半世紀近く、避けるように「御巣鷹」から離れた。だが、あることを機に再び尾根へ登り始め、今年で9年ほどになる。今夏、33年ぶりにあの事故のことを書いた。

 33年前。私は記者2年目で、2カ所目の勤務地の群馬県へ8月に着任したばかりだった。事故発生の一報を受け、詳しい墜落地点もわからないまま、同県上野村方面へ急いだ。夜明けとともに村の林道から現場をめざして山中を歩き、たどり着いたのは事故翌日の午前10時半だった。

 焼けた尾根は、靴底からも熱が伝わってきた。主翼がある。窓枠を残した機体の一部が向こうに。若い女性の遺体が目の前にあった。そこにもあそこにも、断ち切られた命、命、命。足がすくみ、ぼうぜんと立ち尽くすしかなかった。

高松浩志(たかまつ・ひろし) 1960年生まれ。84年入社。静岡支局員、群馬県の太田支局員、東京本社制作部員、大阪本社整理部(現・編集センター)員、同センター特集版編集長、兵庫県の明石支局長などとして勤務。

 生存者が4人見つかった。救出…

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