三重)中高生向け留学奨学金、ネットで資金募る 志摩市

安田琢典
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 三重県志摩市が今年度、海外に短期留学する中高生向けの給付型奨学金を設け、8月からクラウドファンディングで資金を集めている。県内の自治体では初の取り組みだが、22日時点で1万円しか集まっていない。市は募集サイト「ふるさとチョイス」を通じ、10月末まで受け付ける。

 市教育委員会によると、奨学金は上限30万円の「一般」と上限15万円の「特別」の2種類。この夏休みに市内の中高生9人がカナダやアメリカなどに短期留学しており、9人には一般が適用される。春休みには県立志摩高校の生徒たちがオーストラリアへの留学を予定しており、特別が付与される。

 会見した竹内千尋市長は「海外に留学する日本人が減っており、若いうちに広い視野を持ってほしいと思った。多くの人に若者を応援してほしい」と呼び掛ける。予算の300万円に到達しなかった場合は市の一般会計から充当するが、逆にオーバーした場合は新たに基金を設けて次年度以降の原資にするという。

 志摩市在住か市内の中高に在学する生徒が対象。市外の中高に通っていても、保護者が市内在住であれば対象となる。問い合わせは志摩市教育委員会教育総務課(0599・44・0315)へ。(安田琢典)