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 精神障害のある人を自宅で合法的に閉じ込めていた「私宅監置(したくかんち)」用の小屋が、沖縄県に残っている。私宅監置は約70年前に法律で禁止され、現存する小屋はきわめて珍しい。精神医療のあり方を考えるきっかけとするため、地元の有志が保存活動を始めた。

 昨年7月に89歳で亡くなった富俊(とみとし)さん(名字は非公表)は、1952年から約13年間、沖縄本島北部の小屋に閉じ込められた。

 今も残るその小屋は、コンクリート造りで高さ約2メートル、広さ約5平方メートル。窓はなく、外部とのつながりは、食事の受け渡し口と壁に五つ開けられた直径10センチほどの穴。そして足元にある排泄物(はいせつぶつ)を流す溝だけだ。

 富俊さんは大工として働いていたが、20代の頃から妄想や幻聴の症状がみられるように。包丁を持って歩き回り警察沙汰になったことなどを機に監禁された。「治安維持のため監置が必要」。私宅監置の申請書には、こう記された。家族は同じ敷地内の母屋に住み、母親が富俊さんに食事を運んだ。

 大工の先輩だった福地善次さん…

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