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 「みずほらしくない人」を今年の採用基準に掲げたみずほフィナンシャルグループ。内々定を出した学生の資質を調べたところ、狙っていた「創造的思考力」の高い人材が多かったという。坂井辰史社長が朝日新聞のインタビューで語った。

 ITと金融が融合する「フィンテック」時代に前例踏襲型の銀行員ばかりでは立ちゆかないとして、「みずほらしくない人に会いたい。」をキャッチフレーズに採用活動を展開。坂井氏は「とんがった人材が採れた。異業種との戦いが始まるなか、変化を好み、新しいものをつくり出す集団に変わらなければならない」と話した。

 来春入社予定の人材の資質について、どういった特性が強く出ているかを第三者に分析・数値化してもらったところ、「創造的思考力」の数値が大きく伸びた。前年は全国平均を下回っていた。「統率力」「状況適応力」なども前年を上回った。

 一方で、円滑な人間関係の構築に必要な「人当たりの良さ」や銀行員に大切な「組織力」「チームワーク」などは前年を下回った。保守的な職場とされる銀行は「失敗しないことを優先する守りの文化」(坂井氏)が残るという。とんがった若者を受け入れる「懐の深さ」(幹部)が組織に問われることになる。(榊原謙)