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 東欧モルドバのバシレ・ブマコフ駐日大使が、山形県新庄市の県立新庄神室産業高校を訪問し、日本ではあまり知られていない農業国モルドバの歴史や農業を紹介した。

 初代駐日大使のブマコフ大使は学者で農業食品産業相も歴任した農業の専門家。モルドバに投資し、会社をつくった真室川町の鉄骨メーカーメタルプロダクツ社の渡辺進社長の招きで訪れ、「農業教育の現場を見たい」と農業の学科がある同校を23日に訪問した。

 ブマコフ大使は、モルドバが長くオスマントルコやソ連などに支配され、ソ連時代には農民がシベリアに強制移住させられたり、ロシア語を強要されたりした歴史を紹介。独立してからは良質のフルーツやワインを輸出する農業国となったが、温暖化などの影響で土壌の疲弊に悩んでいるという問題にも言及した。

 高校生からは「農業以外の産業は」「どんなスポーツが盛んか」といった質問があり、ブマコフ大使は「農業を支える農業機械の開発や生産も活発です」「カヌーやサッカーがさかんです。東京五輪・パラリンピックでは鶴岡市や長野県東御市がモルドバのホストタウンになっています」などと答えた。(三木一哉)