お笑いコンビ「カラテカ」の矢部太郎さんが、実話をもとに描いた漫画「大家さんと僕」に登場する大家さんが亡くなった。矢部さんが23日、ツイッターで公表した。同作は今年の手塚治虫文化賞短編賞を受賞し、発行部数58万部のベストセラーとなっている。

 「大家さんと僕」には、都内の戸建て住宅2階に間借りする矢部さんが、1階に住む上品な高齢女性の大家さんと暮らす模様が描かれている。世代間ギャップのあるほのぼのとしたやりとりや、戦争の時代を知る大家さんの含蓄ある一言が人気を集めている。6月にあった手塚治虫文化賞の贈呈式で、矢部さんは「大家さんからは『ご立派になられましたね』と祝福していただいた。これからももっと大家さんのことを知りたい」と話していた。

 矢部さんはツイートで「もっと話したかったし、聞きたいこともたくさんありました。お見送りをしたいまは大家さんと過ごした日々を思い出しながら、ただただご冥福をお祈りするばかりです」と報告した。(加藤勇介)