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 免許証を自主返納した高齢者に、葬儀費用の一部が割り引かれるサービスが始まる。奈良県警は24日、葬儀会社「セレミューズ」(同県生駒市)と、自主返納を支援する協定を結んだ。

 運転に不安のある高齢者に、免許証の自主返納を促す県警の取り組みの一環。これまでバス会社や個人商店などと協定を結び、計257事業所が特典を提供している。65歳以上の高齢者が対象で、最寄りの警察署または免許センターで免許証を返し、「運転経歴証明書」を受け取る。

 今回の割引は、返納した本人の葬儀を同社に申し込む際に、証明書を提示すると受けられる。同社が生駒市、大和郡山市、奈良市で運営する三つの葬儀会館での葬儀費用のうち、会館使用料(約15万~25万円)が半額になる。

 24日に県警本部であった調印式で、同社の鉄東(てっとう)貴和社長(52)は「返納を、人生の最期について考える『終活』のきっかけにしてもらいたいです」と話した。問い合わせは同社(0743・75・4444)。(照井琢見)