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 自民党総裁の安倍晋三首相(63)は26日、訪問先の鹿児島県垂水(たるみず)市で記者団に対して、9月7日告示、20日投開票の党総裁選に3選をめざし立候補する考えを正式に表明した。すでに立候補を表明している石破茂・元幹事長(61)との一騎打ちとなる公算が大きく、6年ぶりの選挙戦となる。

 首相は記者団に「総選挙で国民から大きな支持をいただいたのは、わずか11カ月前のことだ。負託に応えていくことは私の責任だ」と強調。来年以降に皇位継承や大阪市で開く主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)、東京五輪が続くことも挙げて「日本は大きな歴史の転換点を迎える。今こそ日本の明日を切り開くときだ。平成の先の時代にむけて、新たな国づくりを進めていく。その先頭に立つ決意だ」と語った。

 総裁選の争点については「どのような国づくりをしていくかが争点であろう。骨太の議論をしていきたい」と語るにとどめた。具体的な政策は改めて発表する方向だが、立候補表明に先立つ党所属議員の会合での演説では「憲法改正に取り組むべきときを迎えている」と述べた。改憲実現を前面に掲げる考えだ。

 首相は衆院山口4区選出で当選9回。党幹事長や官房長官を経て2006年に首相に就いたが、07年参院選に敗れた後、体調を崩し1年で辞任。12年に総裁に返り咲き、同年の衆院選に勝利して再び首相となった。14年、17年の衆院選にも勝利し、政権復帰から5年8カ月がたっている。

 総裁選では、党内7派閥のうち5派閥が首相支持を決定し、国会議員票(405票)の約7割を首相が固めた。6年前は石破氏が首相を上回った地方票(405票)の行方が焦点。首相が3選すれば任期は21年までで、来年末には首相の通算在任期間が歴代最長の桂太郎(2886日)を抜く可能性がある。