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 1980年代に韓国で軍事独裁を敷いた全斗煥(チョンドゥファン)元大統領(87)がアルツハイマー病を患っていると、全氏の親族や側近が明らかにした。全氏は、80年5月に軍が民主化運動を鎮圧した光州事件をめぐる名誉毀損(きそん)罪で在宅起訴されたが、27日に予定されていた光州地裁の初公判を欠席した。

 親族らによれば、全氏は2013年にアルツハイマー病と診断された。認知能力が低下し説明を聞いてもすぐ忘れてしまうため、公判に耐えられないという。

 光州地裁は27日の公判を10月1日に延期することを決めた。人定尋問には被告の出席が不可欠で、地裁が全氏を強制的に出廷させる可能性もある。(ソウル=牧野愛博)