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 扇形に広がる54枚の棚田。一部が色づき始め、まるでパッチワークのようだ。日本の棚田百選にも選ばれている有田川町の「あらぎ島」。特徴的な地形は、大きく蛇行した有田川の侵食によって形作られた。

 棚田の歴史は江戸時代に始まる。地元の大庄屋、笠松左太夫が1655年に約3キロ離れた場所から水路を開削。新田開発に成功した。2013年、棚田や周辺地域の景観は国の重要文化的景観に選ばれ、季節を問わず多くの人が訪れる。9月上旬からは刈り入れが始まる。(文・写真 白木琢歩)