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 デモを出発できるのは新宿中央公園だけ――。東京都新宿区が8月から、こんな風に区立公園の使用基準を変更した。音量や交通規制に悩む近隣住民への配慮というが、デモは迷惑行為なのか。

 7月の日曜日午後。小さな滑り台やベンチがある新宿区立柏木公園に、青いシャツを着たり、旗を持ったりした約100人が集まった。ウイグル人に対する中国政府の政策を批判する人々で、仮面を着けた人もいた。警察官約20人が取り巻く中、公園を出ると「フリー、ウイグル!(ウイグルに自由を)」と叫びながら、新宿駅周辺の繁華街をデモ行進した。

 新宿区立公園出発のデモは昨年度77件で、新宿駅に近い柏木公園は最多の50件。だが、区が部長決裁で公園の使用基準を変え、近くに商店街や学校などがある柏木公園など3公園をデモに使えなくした。8月からデモの出発地にできるのは新宿中央公園だけだ。デモを主催した男性(48)は「新宿中央公園は繁華街から離れ、デモ行進の距離が延びる。道路使用を警察がすんなり許可してくれるだろうか」と心配した。

 外国人が人口の13%と都内の区市町村で最高の同区では、外国人排斥などを叫ぶヘイトスピーチが昨年度に13件(区調べ)。吉住健一区長は「近隣住民が困っている」とヘイトスピーチ対策の措置と説明するが、区幹部は6月の議会で「知らない人が家の近くに多く集まると、区民にはストレス」などと述べ、ヘイト以外のデモを住民から遠ざけたい意図を明かした。

 「年に何回も警察官が大勢並び…

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