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 大阪市の貴金属輸入販売会社と社長ら10人が大阪国税局の税務調査を受け、2016年までの6年間で所得約10億円の申告漏れと、約4億円の消費税を免れたと指摘されたことがわかった。無申告加算税を含む追徴税額は約8億5千万円。国税局は、10人が金などの密輸グループのメンバーで、密輸報酬などを申告していなかったとみている。

 関係者によると、税務調査を受けたのは貴金属輸入販売会社「ロコ」(大阪市中央区)とその社長(51)ら10人。このグループのメンバーは16年1月、金の延べ板や高級腕時計を密輸したとして、消費税法違反容疑などで大阪府警に逮捕された。府警から課税通報を受け、大阪国税局が調査をしていた。

 グループは中国・香港の業者から依頼を受け、金や高級腕時計などを関西空港経由で日本に持ち込み、ロコを通じて国内の買い取り業者に販売。香港の業者から手数料を受け取っていたという。こうして得た11~16年の所得計約10億円を申告していなかった。輸入した際に税関で納付することが義務付けられている消費税8%分も納めていなかったという。

 メンバーの一部は課税を不服として、大阪国税不服審判所に審査請求を申し立てているという。