マスキングテープ、原点はハエ取り紙 業務用から変身

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小川奈々、榧場勇太
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 小物などに貼って自分らしく飾り付ける、色とりどりのテープが人気だ。もともと建設現場で使われていた「マスキングテープ」が身近な存在になったのは、ちょうど10年前のこと。そのきっかけは――。

 白壁土蔵や町家が並ぶ岡山県倉敷市の観光名所「美観地区」から車で10分ほど。住宅街の中にトタン屋根の建物が並ぶ一角に、「カモ井加工紙」の本社工場がある。

 2008年、ブランド「mt」を立ち上げ、全国の雑貨店などで装飾用のマスキングテープを売り出した。インターネットでも新しい柄のものが次々に売り出され、人気のものはあっという間に売り切れる。

 カモ井は1923年、部屋を飛び回るハエをおびき寄せてくっつける「ハエ取り紙」の会社として創業した。数年後には天井からつるす、おなじみのタイプも発売した。

 戦後、殺虫剤が普及すると…

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