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 人口の微減傾向が続く神奈川県逗子市が、移住者を誘致しようと公式サイト「逗子暮らし」(http://www.city.zushi.kanagawa.jp/citypromotion/別ウインドウで開きます)を今月、リニューアルした。目玉は実際に移住した若い家族のインタビュー。子育てや買いものなど、日々の暮らしで実感した良い点も悪い点も掲載した。

 海も山もあり明治期から別荘地だった逗子市は、横浜まで30分、東京都心まで1時間で近年はベッドタウンでもあった。しかし、2015年に5万8千人近かった人口は、18年には5万7361人に。人口減で苦しい財政がさらに悪化しないよう、同市は市の魅力をアピールする公式サイトで移住者の誘致に乗り出した。緊縮財政のさなか、サイト制作は全て自前だ。

 トップページは、公式インスタグラムで好評だった美しい景観群が目を引く。「市立の小中学校は完全給食」「全教室にエアコン」など、子育てや教育の利点も具体的に紹介した。

 最も力を入れたのは、実際に東京などから転入してきた家族4組へのインタビュー。広報の取材などで知り合った人に無償で登場してもらった。「通勤は大変だけど、魚屋や市場の品物は味が全然違い、季節も感じる」「人と人の距離が近い」といった高評価はもちろん、「道路が狭くて怖い」「JR逗子駅の待ち時間が長い」などの微妙な評価も公平に載せた。

 今後もインタビューや、市民主催のイベント情報などを追加、継続的に逗子の魅力発信を続けるという。(織井優佳)