「4人は病気重かった」冷房故障と死亡の因果関係を否定

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 岐阜市の「Y&M 藤掛第一病院」で入院中だったいずれも80代の男女4人が相次いで死亡した問題で、28日午後に取材に応じた藤掛陽生院長は「(死亡した4人の)病気が重かった」と述べ、エアコンの故障と死亡の因果関係については否定した。

 藤掛院長は病院前で取材に応じた。院長によると、今月20日に3、4階のエアコンが故障し、業者に修理を依頼した。「約1カ月かかる」との返事で、すぐに扇風機9台を出して、対応したという。その後、重篤な患者や希望者は冷房の利いた部屋に移したが、死亡した4人はそのままの部屋にいたという。

 エアコンの故障と死亡の因果関係について聞かれると、院長は「4人はもともとの病気が重かったので」と答えた。そばにいた病院関係者が「捜査に協力しているので、詳しいコメントはできない」と話すと、院長は「ごめんなさい」と述べて、報道陣に一礼し、病院内に戻った。

 気象庁によると、岐阜市では20日以降、最高気温が30度以上の真夏日が続いた。21日以降は最低気温が25度以上の熱帯夜だった。

 岐阜県警によると、4人は26日午後8時40分~27日午前11時37分に死亡した。岐阜地方気象台によると、20日以降は太平洋高気圧が張り出す日が多く、気温が下がりにくい状態だった。岐阜市の26日の最高気温は36・2度。27日の最低気温25・9度、最高気温は36・8度で、両日は気温35度以上の猛暑日だった。