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 セクハラや性被害を告発する#MeTooは、女性が被害者、男性が加害者というケースが目立ちます。しかし、男性も深刻な被害に遭っています。

「僕も#MeTooの一人です」と、やなせひろみさん(31)は話します。演歌歌手を夢見てきましたが、2年前に男性プロデューサーからセクハラに遭ったとして、裁判で争っています。

 高卒後、音楽スクールでレッスンを受けたり、歌手の付き人をしたりしてきました。芸能プロダクションの訓練生だったとき、プロデューサーからホテルの一室に呼び出され、セクハラ被害を受けました。

 訴訟を起こしましたが、相手は否認し、名誉毀損(きそん)でこちらを訴えました。僕は活動を自粛し、沈黙を守りました。その後、伊藤詩織さんがレイプ被害を訴え、はあちゅうさんが過去のハラスメントを明らかにしました。それを知り、僕も悪いことはしていない、隠さなくていいと思ったんです。勇気づけられて、SNSで発信を始めました。

 それまでも何度もセクハラに遭っていました。レコード会社のマネジャーに抱きつかれたり、先輩歌手からホテルに誘われたり。これが業界の体質かと驚きつつ、あいまいな笑顔でやり過ごしてきました。夢をあきらめたくなかったからです。

 でも、今回の被害をきっかけにPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症してしまいました。常に手が震え、細かい作業に支障があります。パニック発作を抑える薬の副作用で、常に眠気を抱えています。同居の母にストレスをぶつけてしまうこともあります。

 色恋は芸の肥やしとされる業界…

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