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 日本商工会議所の三村明夫会頭は29日の定例会見で、与党内で検討されているサマータイム(夏時間)について「過去に何度も問題提起されたが、マイナス面のため実施されていない」などと述べ、慎重な対応を求めた。東京五輪・パラリンピックの暑さ対策としては、競技の開始時間の変更を挙げた。

 三村氏は、サマータイムへの明確な賛否は明らかにしなかったが、「暑さ対策としてはコストがかかりすぎる。廃止する国も多い」と指摘し、「もっといろんな知恵を出してほしい」と語った。

 このほか、中央省庁の障害者雇用の水増しについても問われ、「残念だ。一般企業の範となるべき省庁なのに驚いた」。さらに「大規模に行われており、雇用の難しさもあるのだろうか。心を込めて障害者を雇うことにつながってほしい」と話した。

 政府税制調査会長などを務め、今月25日に膵臓(すいぞう)がんで死去した石弘光・一橋大名誉教授については「財政再建の旗頭の人だった。同じ思いがあって仰ぎ見ていた。財政再建は政治にとって難しく、有識者が言い続けることが大切だ」と、生前の功績をたたえた。