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 「移民政策の穴をふさぎ、トランプ大統領の壁を作る」。8月28日夜、米南西部アリゾナ州テンピ。共和党の上院候補を決める予備選で勝利した下院議員マーサ・マクサリー氏(52)は力を込めた。

 2016年の大統領選ではトランプ氏を支持しなかった。トランプ氏の女性蔑視発言が明らかになった際、「むかつく」と批判。トランプ氏が掲げる国境の壁建設にも消極的だった。

 しかし、上院へのくら替えにあたり豹変(ひょうへん)した。ホワイトハウスを訪問し、トランプ氏と不法移民対策を協議して近さを演出。トランプ氏から、元空軍パイロットの経歴をたたえられると選挙戦でアピールした。

 アリゾナは、いまの共和党とトランプ氏の関係を表す象徴的な州だ。上院の2議席は1995年から共和党が独占する。現職は、トランプ氏の政治手法を批判してきた穏健派のジョン・マケイン氏(8月25日に死去)とジェフ・フレーク氏(55)だった。ただ、今回改選だったフレーク氏は「小さな政府や自由貿易、移民への寛容さを重視する伝統的な保守主義者が予備選で勝つ道は狭くなっている」と引退を表明した。

 フレーク氏の後任を争う候補者らは、フレーク氏らの路線を捨て、なりふり構わず「我こそ、トランプ氏に最も近い」と競った。

 対立候補の一人は、「全米最強の保安官」の異名をとったジョー・アルパイオ氏(86)。人種差別的な不法移民取り締まりを続けて有罪判決を受けたが、トランプ氏から昨夏、恩赦を受けた。選挙戦では「トランプ氏に最後までついていく」と叫んだ。もう一人の元州上院議員ケリー・ワード氏(49)も「私がトランプ氏の一番のお気に入り。対立候補は偽物だ」と訴えた。

 アリゾナ州立大で有権者や投票…

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