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 誰もが裸で無防備になる温泉。「刺青(いれずみ)の方はお断りします」「男性は男湯、女性は女湯」など従来のルールは、安心して入浴を愉(たの)しむための当たり前の決め事だったのだろう。だが社会の変容や国際化の流れから、そうした固定観念が見直しを迫られている。皆が入れるユニバーサルな温泉へ。先陣を切って取り組んでいるのが大分の別府だ。

 大分県別府市の温泉付きカフェ「茶房たかさき」には全国から温泉愛好家が集い、温泉談議に花を咲かせる。店主の高崎富士男さん(76)は言う。「刺青やタトゥーの入浴でトラブルになったという話は聞いたことがない。大抵は、すまなそうに身を縮めて入られるそうです」。市温泉課は、公衆浴場法に規定がないため公営の温泉で刺青などが入った人の入浴は禁止できないとの立場。民営もあわせて市内の温泉施設の65%以上が入浴OKだ。

 こうした温泉地は全国的にはめずらしい。外国人客も多い神奈川県箱根町はタトゥーについて「大きな課題」(町観光課)としながらも、対応は個々の旅館に委ねているというのみだ。観光庁のアンケート(2015年)では、全国の旅館・ホテルの半数以上が、刺青やタトゥーの入浴を受け入れていない。

 刺青は江戸時代、とびや大工と…

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