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 アニメーターのウォルドはショックを受けた。生まれた息子がみにくいマウスのような姿だったからだ。ウォルドは悲しみから目をそむけ、巨大アミューズメント・パーク「ハッピーランド」建設にのめりこみ、美と秩序のユートピアをもって世界を操ろうともくろむのであった……。

 第17回広島国際アニメーションフェスティバル(8月23~27日、広島市)のコンペティション部門で上映され一番の爆笑をとったチリの「ワルドの夢(Waldo’s Dream)」の粗筋です。映画祭の公式表記は「ワルド」ですが、ウォルト――じゃなかったウォルドの方がしっくり来ますよね。乳母車で泣く愛息の横でウォルドが独り動画机に向かっているシーンは、まるでミッキーマウスがモノクロの短編で活躍していた時代のアニメーションのスタイルのよう。時代がくだってウォルドが経営者として壮大なプロジェクトに打ち込むあたりの場面は、まるでミッキーマウスがカラフルな長編「ファンタジア」で活躍していた時代のアニメーションのスタイルのよう。

 自分の夢の完璧な実現のためウォルドはコールドスリープに入り、そして目覚めの時が来た!というところで3分12秒の作品はEND。惜しい! 次は「アナと雪の女王」のような美麗な3DCGアニメのスタイルでウォルドの活躍が見られると期待したのに。

 まあそれはいいとして、たくさ…

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