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 7年前の紀伊半島大水害を教訓にしながら土砂災害の恐ろしさや早期避難の大切さを伝える「県土砂災害啓発センター」(那智勝浦町市野々)に、全国から視察や研修で訪れる人が相次いでいる。防災関係者らに存在が徐々に知れ渡り、西日本豪雨などで防災への関心も高まったことで、今年度の入館者は8月末時点で1万人を超え、前年度の2倍のペースだ。

 紀伊半島大水害のような被害を二度と起こすまいと、県が那智川沿いの被災地・市野々に2016年4月に設置した。土砂災害のメカニズムを表した模型や被災状況の写真パネルなどを通して、入館者に災害への備えを呼びかける。

 初年度の16年度入館者は1万1167人。17年度には1万1998人と増え、今年度は4~8月の段階ですでに1万4人が訪れた。昨年度の同時期は4909人だった。研修で訪れる顔ぶれは自治会、行政機関、学会から児童生徒まで様々。約半数は県内からだが、東北、関東、九州と居住地も多岐にわたる。

 8月下旬、和歌山大学の1年生…

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