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魚河岸ものがたり:16

 魚河岸の店先は、まるで縁日の屋台だ。

 無数の裸電球が売り場を照らし、それぞれの店の工夫をこらした看板が踊る。縁日のタコ焼きや綿菓子、お面の代わりに売られているのは、所狭しと並べられた光り輝く魚介たちだ。

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 午前5時48分。セリを終えた生の本マグロが、小車に乗せられ、セリ場から仲卸に運び込まれていった。

 時に200キロを超える生の本…

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