昼夜、行き交う人々見守る 交番

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有吉由香
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魚河岸ものがたり:23

 「お巡りさん、危ないよ。どいてどいて」。魚河岸の男たちは遠慮がない。

 「ここは、よけてくれないんですよ」。警視庁築地署中央市場交番に勤務する佐藤浩巡査部長(57)は苦笑いする。自転車でパトロールをする時、ふつうは道を空けてくれる。だが、未明の築地市場は、新鮮な魚を決められた時間内に届けようと、小車や小型運搬車ターレが慌ただしく行き交う。

 交番は市場正門に向かって右にある。1966年に派出所としてつくられ、トラックが次々と来る深夜も、観光客でごった返す日中も、人々の営みを見守ってきた。

 市場内には魚をさばく大きな…

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