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 神戸市立医療センター中央市民病院(神戸市中央区)が昨年4月、労使協定で定める時間外労働の上限(月80時間)を超えて医師を働かせたとして、神戸東労働基準監督署から是正勧告を受けながら、1年後もほとんど改善が進んでいなかったことが分かった。

 中央市民病院によると、昨年1月の時間外労働について、常勤医師約200人のうち69人が月80時間を超えていた。うち45人は国が定める「過労死ライン」の月100時間を超え、最長は月205時間だった。

 是正勧告を受け、病院側は「土日祝日は原則、当番以外は出勤しない」「当直勤務明けは午前中に帰宅」などの対策を掲げた。

 しかし、1年後の今年1月の時間外労働を調べたところ、ほぼ同数の68人が月80時間を超え、39人が月100時間を超えていた。

 担当者は「是正勧告は真摯(しんし)に受け止めている。医療サービスを低下させることなく、医師の時間外労働を減らす手立てを考えていきたい」と話した。

 中央市民病院は、厚生労働省の2014~17年度の「全国救命救急センター評価」で、患者受け入れ実績などから4年連続で全国1位の評価を受けている。

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(野平悠一)