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 国営川辺川ダム計画の中止につながった住民運動を振り返り、ダムに頼らない球磨川の治水対策などを考える「第22回 清流川辺川現地調査」が2日、人吉市であった。ダム反対運動を率いてきた住民団体などの主催で約80人が参加。ダムが決壊した西日本の7月豪雨や、本体着工が始まった南阿蘇村などの立野ダム、反対運動が起きている長崎県川棚町の石木ダムなどの問題も議論した。

 今年は蒲島郁夫・県知事が川辺川ダム計画の「白紙撤回」を表明してから10年になる。村の中心部が水没予定地だった五木村の和田拓也村長が来賓としてあいさつし、ダム計画に揺さぶられた村が現在取り組む振興策への支援を求めた。

 集会の最後に、西日本豪雨の「ダム災害」や球磨川の治水対策などの問題を解決し、「ダムのない社会を実現していく」との宣言を採択した。(村上伸一)