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 富士山が見える地域を詳しく示した地図を日本地図センター(東京都)が作製し、ネットで公開した。自宅の近くで富士山が見える可能性がある場所などを自在に調べることができ、富士山の眺望を楽しむのに一役買いそうだ。

 地図は「富士山ココ」(https://info.jmc.or.jp/fujisankoko/別ウインドウで開きます)に掲載した。同センター相談役の田代博さんが1986年に雑誌で発表した「富士山可視マップ」がベース。さらに精度を高め、国土地理院の地図と組み合わせて富士山が見える場所は赤色で示した。縮小や拡大も自由にできる。

 総括研究員の竹村和広さんは「田代さんの研究の集大成。測量技術の進化などもあり、10メートル四方の解像度で示せた」と話す。

 建物や樹木の影響は考慮していないため、地図上はほぼ全域で見える東京都の東半分で実際に見えるのは3分の1程度だが、「この地図を使って撮影ポイントを探したり、自分なりに富士山が見える場所を探したりして楽しめます」と田代さん。

 このほか、田代さんら愛好家が100キロ以遠から富士山を撮影した多数の写真も掲載。見える北限とされる福島県飯舘村・川俣町境の花塚山や、最も遠い地とされる和歌山県那智勝浦町の色川富士見峠からの写真も載せた。太陽が山頂に重なる「ダイヤモンド富士」の写真もある。(小林舞子)