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患者を生きる・スポーツ「1型糖尿病」(1)

 「こんなに重い風邪は初めてだな」。2003年11月ごろ、山梨県のJリーグチーム・ヴァンフォーレ甲府(J2)に所属していたサッカー選手の杉山新(すぎやまあらた)さん(38)は、全身がだるくのどが渇き、何度もトイレに行くようになった。1カ月前に左足を疲労骨折し、いつリハビリを始めるか考えていた頃だった。

 起き上がるのもつらく、クリニックを転々としたが「風邪」と診断された。「普通の風邪じゃない」と近くの病院で訴えると、採血検査をすることになった。結果は、血糖値が1デシリットルあたり1112ミリグラム。糖尿病診療ガイドライン(16年)では、空腹時126ミリグラム以上が診断される要素の一つだ。「県立病院に行った方がいい」と勧められた。

 すぐに山梨県立中央病院(甲府…

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