文・写真 金本有加
個人の家の床を漆塗りにしたり、ホテルのドアに蒔絵(まきえ)を施したりと現代建築に漆を採り入れる活動を夫とともに続けている。
漆塗りの床は一般塗料にはない、つやのある輝きと、自然の材料を使う安全性や耐久性が特長だ。マンションの玄関などに設置されるオブジェも手がけ、昨年にはパリの展示会にも進出。ガラスのパネルに裏側から漆と金箔(きんぱく)をはった壁飾りを出展し、珍しい素材として注目を集めたという。
伝統工芸を志したのは、四季折々に漆器のお重を出して家族で食卓を囲んだ原体験から。京都市にある工房では夫の杉本晃則(てるのり)さん(37)が漆を塗り、恵未さんが金粉で絵を描く分業体制で支え合っている。
以前は仏具や茶道具づくり、寺…
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