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 壬生町教育委員会は同町の国指定史跡「愛宕塚古墳」の発掘調査で、古墳を囲む土手の5カ所から「盾持ち人埴輪(はにわ)」が見つかったと発表した。ひとつの古墳で複数の場所からこの埴輪が確認されたのは、県内では初めてという。8日に現地で説明会が行われる。

 愛宕塚古墳は6世紀後半に築造されたと考えられている全長82メートルの前方後円墳。盾持ち人埴輪は、人が盾を体の前に構えたような形状で、高さは1メートル弱とみられる。円筒形の埴輪に交じって並べられており、古墳を守るように外側を向いて立っていたという。

 また墳丘の上段の斜面には「葺(ふ)き石」と呼ばれる石が敷き詰められていることも確認された。これらの特徴や古墳の規模なども考えると、壬生古墳群調査整備委員会の白石太一郎委員長は「(埋葬者は)大きな力を持ったこの地の豪族であったことは間違いない」とみている。

 現地説明会は8日午前10時と午後1時の2回、開かれる。小雨決行。(津布楽洋一)