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 防災週間(8月30日~9月5日)に合わせ、佐賀県内で過去にあった風水害の説明パネルが県庁1階の県民ホールで展示されている。体験談などを付箋(ふせん)に書いてパネルに貼ることもできる。10日まで。

 死者89人、行方不明者6人を出した昭和24(1949)年8月の「ジュディス台風」から、死者2人を出した今年の西日本豪雨まで、過去約70年にあった12の風水害について、冠水や土砂崩れなどの写真や説明文で紹介。見た人からは「買ったばかりの車が車内まで水浸しに」「職場まで普段は車で15分ほどなのに1時間以上かかった」などの体験談が貼られている。

 佐賀市愛敬町の自営業、野中英明さん(71)は死者59人、行方不明者3人を出した昭和28年6月豪雨のパネルの前で立ち止まった。当時住んでいた家で体験したという。「特別怖い思いをした。床上浸水で消防団の人に畳を上げてもらった。屋根の上に逃げたらネズミもいてびっくりしたのを覚えている」と振り返った。

 県河川砂防課が被害を後世に伝え、防災意識を向上させる目的で企画。担当者は「県でも過去にこのような災害があったことを知り、決して油断しないようにしてほしい」としている。同課は過去の災害の記録写真を集めており、提供を呼びかけている。詳細は同課(0952・25・7162)へ。(黒田健朗)