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 JR西日本は1日から、在来線と新幹線の全路線の運行情報をツイッターで発信している。接近する台風21号でも活用を呼びかけている。

 8月1日に京阪神地区の在来線と特急、新幹線の14アカウントで始めた。9月からは北陸や岡山・福山、広島・山口などにも拡大し、路線や地域ごとに計20のアカウントをそろえた。

 これまではホームページやスマートフォンの専用アプリで運行情報を提供してきた。しかし、6月の大阪北部地震でダイヤが大幅に乱れ、帰宅難民が発生。「発信手段を増やし、より広く伝える必要性を痛感した」(同社広報)として、拡散機能のあるツイッターの導入を決めた。

 8月の台風20号では「京都・神戸線」のアカウントで「午後3時以降に列車本数を減らし、最終列車を繰り上げる」という内容を流したところ、約30万人が閲覧した。

 接近中の台風21号でも、3日午前に「京阪神地区の全線で4日午前10時までに運行を取りやめる予定」という内容のツイートを関係するアカウントで一斉に流し、京都・神戸線のアカウントだけで3日午後4時までに約3千件のリツイート(拡散)があった。

 8月末時点のフォロワーは、14アカウントで計約1万6千人。同社広報は「情報を拡散していただき、多くのお客様に伝えることができている」と話す。

 一方、阪急電鉄では、大阪北部地震でホームページにアクセスが集中し、つながりにくい状況が相次いだ。そのため、PR用の公式アカウントで運休の可能性について告知し、JR西日本や気象情報のアカウントの内容をリツイートして注意を呼びかけている。「運行情報の専用アカウント開設も課題の一つ」(同社広報部)という。

 南海電鉄もツイッターによる運行情報の発信について検討している。(波多野大介)