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 人がどう評価するかわからない。でも精いっぱいやった。僕の力が足りなかったのだろうか――。8月に急逝した翁長(おなが)雄志(たけし)・沖縄県知事は亡くなる数日前、政府と対峙(たいじ)し続けた苦悩の4年弱をこう語っていたという。妻の樹子(みきこ)さん(62)が朝日新聞の取材に応じた。

 翁長氏は今年4月、膵臓(すいぞう)に腫瘍(しゅよう)が見つかった。この時「(任期の)12月まではもたないかもしれない」と樹子さんに告げた。5月15日に退院し、抗がん剤治療などに取り組んだ。

 この頃、数百冊の本や資料を処分し始めた。「『やめて』って言うのに聞かない。『君たちは保管しておこうとするだろう。僕がやる』って。残りは短いと思っていたようでした」

 7月27日には会見し、前任の知事による名護市辺野古の埋め立て承認を撤回すると表明した。

 その日の朝食時、ふいに樹子さ…

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