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 7月の西日本豪雨の影響で一部の区間を除いて運転を見合わせているJR芸備線について、JR西日本は5日、広島市安佐北区白木町で、鉄橋から川の中に落ちたレールを撤去する復旧作業を報道陣に公開した。

 作業員たちは午前10時半から、引き上げたレールをショベルカーを使って専用の運搬車に載せていった。

 広島県内の芸備線は、狩留家(かるが)―広島(いずれも広島市)と東城―備後落合(いずれも庄原市)で運転を再開しているが、北部の市町は分断されたままだ。JR西日本によると、北部の三次市が広島市とつながるのは1年以上先という。

 ブドウ狩りなどのシーズンを迎えた三次市は、例年なら大勢の観光客が訪れる。代行バスも運行しているが、観光協会の担当者は「『三次には行けないんじゃないか』と行楽を控える人が多いのでは」と風評被害を心配している。

 来春には「湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)」の開業が控える。三次市政策部の中村好宏部長は「大々的なイベントを前に不通の影響は大きい。一日も早い復旧を」と願う。(高橋俊成、大瀧哲彰)