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 台風21号の影響は、企業活動にも広がっている。

 ダイハツ工業は4日、関西にあるすべての工場について、昼間の稼働を取りやめた。ホンダの鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)も操業をやめた。ダイキン工業は、大阪市の本社や、ルームエアコンを製造する滋賀製作所(滋賀県草津市)など3工場を臨時休業した。

 各社は、鉄道や道路の状況について、情報を分析している。従業員が通勤できるかどうか、部品が調達できるかどうかを見極めて、今晩や明日の操業を判断する。

 シャープは、八尾工場(大阪府八尾市)の操業を中止し、大阪市の「あべのハルカス」で予定していた複写機や電子黒板の展示会の開催も取りやめた。展示会には全国から1千人以上の参加を見込んでいたが、「来場者や社員の安全確保を最優先した」(広報担当者)という。

 積水ハウスは、出張などの日程をできるだけ変更するよう呼びかけた。本社の社員も、各部署の判断で休みにしたり、在宅勤務に切り替えたりした。

 新幹線を含む鉄道や航空に運休が出ているため、関西以外で働く人たちの出張などにも影響が広がっている。

 旅行大手の近畿日本ツーリスト関西は、JR西日本やJR四国、大阪・関西の2空港を発着する旅行などを4日予定する顧客に連絡を入れ、手数料なしでキャンセルできることなどを説明している。