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きょうも傍聴席にいます。

 神奈川県秦野市の山林に放置されたスーツケースから昨年7月、中国籍の姉妹が遺体で見つかった。この事件で殺人罪などに問われた被告の男(40)の口から出たのは「偽装失踪」という言葉だった。「部屋に入ったものの、失踪を手伝っただけで、殺害はしていない」という主張を繰り返す被告に対して、検察側は死刑を求刑。裁判所が出した結論は。

 7月3日、横浜地裁で開かれた初公判。濃紺のスーツを着た被告は、黒縁眼鏡をかけて出廷した。

 起訴状などによると、被告は昨年7月6日、中国籍の女性(当時25)とその妹(当時22)が住むマンションの一室に侵入。姉妹の首を絞めて殺害後、遺体を布団圧縮袋に入れた上でスーツケースに詰め込み、7日に秦野市の山林に遺棄したとされる。

 検察官が起訴状を読み上げ、裁判官から公訴事実の確認を促されると、被告ははっきりした口調で「全て違います」と答え、前に座る裁判官や裁判員を見つめた。

 公判ではまず検察側が▽マンションの防犯カメラの映像などによれば、姉妹が殺害された時間帯に部屋に出入りしたのは被告だけだった▽被告がインターネットで殺人や遺体の処理に関する情報を集めていた▽遺体を入れた布団圧縮袋についていたテープ片に被告の指紋が残っていた――などと立証。被告が姉妹を殺害をした、と主張した。

 一方の弁護側が主張したのは、「偽装失踪を手伝っただけだ」ということだった。姉が在留資格の延長のために偽装結婚を被告に依頼したが、被告がためらったため、失踪を装った上、偽造パスポートなどを使って別人になりすますことを計画したという内容。被告は「『偽装失踪』の手伝いを頼まれ、スーツケースに姉妹を入れましたが、殺害や遺棄はしていません」と述べた。

 7月5日の被告人質問で、被告は2人との関係から語り始めた。

 それによると、被告は飲食店で…

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