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 埼玉県久喜市は3日、加須市に移転を計画する県済生会栗橋病院(久喜市、病床数329)が、久喜市の現在地でも病院を再整備するとしていた計画が「白紙」になったと市議会全員協議会で明らかにした。2021年10月開設を予定する加須医療センターに大部分の病床が移った後は、久喜での病院経営が難しくなるためとの説明があったという。

 病院側が8月28日、久喜市に伝えてきたという。現栗橋病院の病棟を使って回復期50床、サービス付き高齢者住宅38室などを運営するとして、7月に示していた再整備案を撤回した。建物の老朽化が進み、医師やスタッフの確保も難しく経営的に成り立たないとされた。

 加須に移す病床は304床で、残る25床での医療継続を協議していくことになるという。久喜市の梅田修一市長は「大変遺憾だが、移転は県済生会理事会で承認され、久喜市は止めるすべがない」と話した。

 

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(高橋町彰)