【動画】秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さまが12歳の誕生日を迎えた=宮内庁提供(音声はありません)

 秋篠宮ご夫妻の長男悠仁(ひさひと)さまが6日、12歳の誕生日を迎えた。お茶の水女子大付属小学校の6年生。宮内庁によると、1~6年生で構成する縦割り班のリーダーとして下級生の世話をしたり、放課後に友人と手打ち野球を楽しんだりするなど、充実した学校生活を送っている。

 野菜作りや田んぼ作りにも熱心で、生き物がすみやすい環境になるように工夫しているという。宮内庁は卒業後の進路について、「ご家族でご相談を重ねられている」としている。

戦争の記憶継承、大切さ学ぶ

 悠仁さまは平成最後の夏、戦争の歴史と積極的に向き合った。

 8月8日には秋篠宮ご夫妻と、都内のホテルで開かれた沖縄戦を考えるつどいに出席した。「鉄血勤皇隊」として戦争に動員された少年の遺書などの展示に見入り、負傷兵の看護にあたった中山きくさん(89)の体験談を聞いた。中山さんは「次世代の人が同じ過ちを繰り返さぬよう、私は伝え続けています」と話すと、悠仁さまはうなずいたという。

 2日後の10日には、紀子さまと広島市を訪れた。原爆死没者慰霊碑や広島平和記念資料館に足を運んだほか、被爆者の山本玲子さん(80)から体験談を聞いた。山本さんは「天皇陛下が体現していた平和への思いを受け継ぎ、『二度と戦争はしない』というメッセージを伝えていってもらいたい」と期待している。

 宮内庁はこうした経験を踏まえ「戦争の記憶と記録の継承の大切さについてお考えを深められたようです」としている。

 これまでも秋篠宮ご夫妻は悠仁さまが折々に戦争や平和について学ぶ機会を設けてきた。天皇、皇后両陛下から戦時中の体験を聞いたり、原爆投下の日などにはご一家で黙禱(もくとう)を捧げたり。悠仁さまはご夫妻とともに2013年に沖縄県で慰霊碑に供花したほか、16年には長崎市の平和公園で「原爆落下中心地碑」に供花した。昨夏には紀子さまと東京・小笠原諸島を訪れ、戦争の痕跡を巡った。(緒方雄大、島康彦