【動画】体操「パワハラ問題」で宮川紗江選手が師事していた速見佑斗コーチが記者会見=根本寿彦撮影
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 リオデジャネイロ五輪体操女子代表の宮川紗江選手への暴力行為を理由に、日本体操協会から無期限の登録抹消処分を受け、これを受け入れた速見佑斗コーチが東京都内で会見を開いた。速見氏は冒頭、「宮川選手への度重なる暴力行為により、宮川選手はもちろん、周りにいる選手、コーチに対して、不快な思いと恐怖を与えてしまったことを深くおわび申し上げます。いまの時代において、暴力はどういう理由であれ、決して許されることではないと深く実感しています。妥当な処分だと思っています。これから暴力撲滅にむけて、何をやるべきかしっかり考えたい。この事態を重く受け止め、真摯(しんし)に反省し、これから宮川選手が、日本体操界に貢献できるように日々勉強して、しっかり努力していきたい」と話した。

 報道陣との主なやりとりは次の通り。

 ――宮川選手に対して。

 「宮川選手が勇気を持った会見をした。18歳の彼女には大きな負担であった。一日でも早く、元気で、日々練習に行きたいと思える状況を作ってあげたい。彼女が一番望んでいる、私と一緒に、また再出発が切れる状況を作っていきたい」

 ――どのような暴力行為があったか。

 「頭をひっぱたく、髪の毛を引っ張る、ほっぺたを平手でたたく、お尻を蹴ったこともあった」

 ――指導の一環だったか。

 「私自身、子どものころにそういう認識を持って大人になっている。危険な場面だったり、気持ちの部分で練習に身が入っていないところで、自分自身はそれを厳しく捉えていて、けがや命に関わるくらいなら、たたいてでもわからせないと、という認識だった。自分中心的な考えだった」

 ――自分もそういう指導だったのか。

 「私も危ない場面でたたかれたりしていた。当時はそれに対して、教えてもらえたという感謝の気持ちを持ってしまっていた。そこが自分の根底にあった。そういう認識が本当に間違いで、考え直さないといけないと今回を通して一番大きく学んだ」

 ――なぜ申し立てを取り下げたのか。

 「処分が出た当初はちょっと重いと思ったが、暴力を根絶する、二度と私と同じ過ちを犯すコーチが出ないためにも、処分を軽減させてもらうことが間違っていると思った」

 ――宮川選手は速見氏と一緒にやっていきたいと言っているが。

 「宮川選手がつらい思いをしていることに対して、私の指導の力不足だし、暴力に対しての認識は間違っていたのは事実。暴力行為はどういう理由であれ、状況であれ、間違った指導なんだという教育を、私が宮川選手にしてあげられていなかった。指導者である私が暴力を正当化していた部分がある。宮川選手もそれを仕方ないと感じていた。時間をかけてあるべき選手とコーチの姿をまた作っていきたい」

 ――速見コーチが引き続き指導…

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