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 15府県で計227人が犠牲になった西日本豪雨から6日で2カ月。今も6人が行方不明の広島県内では、呉市天応地区や三原市本郷町などで、県警が警察官を約220人に増員して捜索にあたった。

 坂町小屋浦地区では土砂崩れなどで15人が犠牲になり、高下(こうげ)幸子さん(49)の行方が分かっていない。この日は機動隊員ら約10人が、土砂や流木などに阻まれて捜索が困難だった場所を中心に捜索した。

 夫の和千さん(54)は「もう見つからない、と気持ちに区切りがついていたはずなのに、ついまた期待をしてしまう」と複雑な心境を語る。今は隣町のマンションに家族4人で住み、幸子さんの帰りを待つ。「せめて骨でも見つかってくれれば『あとは任せてね』とか『ありがとう』とか別れのあいさつができるのに」

 警察庁や自治体によると死者は5日時点で関連死1人を含めて15府県で計227人。このうち6人は自治体が関連を確認している。行方不明や連絡が取れない人は朝日新聞のまとめで、広島、岡山、愛媛の3県で少なくとも10人いる。(岩田恵実、大滝哲彰)