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 西日本豪雨でミカン畑が広範囲に土砂災害を受けた宇和島市吉田町で5日、出荷するミカンを入れる「復興段ボール」が完成し、関係者に披露された。9月中旬以降に出荷が始まるミカンの一部は、この段ボールで関東などに運ばれる。

 地元のJAえひめ南の出荷拠点の一つ、玉津共選場がつくった。表に「がんばろう宇和島 玉津みかん」と書き、「諦めない強さは、いつだってみかんが教えてくれた。」とも記した。ミカン農家の山本計夫共選長(65)らが、「頑張っている姿を知っていただきたい」と企画した。

 玉津共選によると、同共選のエリアではかんきつ類の園地計約400ヘクタールのうち約2割以上が被災し、農道の寸断などで被害の状況が不明なミカン畑もあるという。温州ミカンは出荷量が前年比で約6割にとどまる見込み。収穫前に間引く作業が遅れ、小ぶりなミカンが増えそうという。

 地元ミカン農家の宮本和也さん(35)は「味はいいので、『おいしい』と言ってくれたら励みになります」と話している。(佐藤英法)