料理人の目や足となり 納め屋さん

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有吉由香
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魚河岸ものがたり:20

 築地には、市場に来られない料理人の「目」や「足」になって買い出しを代行する職業がある。

 納め屋――。朝早く買い付けに来るのが難しい飲食店などに代わって、仲卸から魚介類を仕入れて配達するのが仕事だ。

 午前6時、隅田川沿いの通称「岸壁」で、この道25年の南光貴さん(48)が、仕入れた魚をワゴン車に積み込んでいた。納め屋にもいろんなタイプがあるが、南さんの勤める有限会社は、首都圏のレストランやホテル、結婚式場、居酒屋などが顧客。毎朝、4台のワゴン車でエリアを分担して客先に配達している。「有頭車エビを」などと指定した依頼が多いが、「刺し身用の白身を任せるよ」と大まかな注文も受ける。

 納め屋は、決まった仲卸から…

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