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 台風21号の高潮で滑走路などが冠水し、連絡橋の損傷で利用客らが取り残された関西空港は5日、高速船とバスによる島外への輸送を進めた。関空を運営する関西エアポートの西尾裕・専務執行役員は5日夜に記者会見し、空港の再開について「時期を調整しているが、めどは立っていない」と述べた。

 一方で西尾氏は、冠水していない第2滑走路について、条件がクリアできれば暫定的に運航を再開する方針を明らかにした。条件としては、連絡橋のアクセスのほか、給油ポンプの修復とターミナルビルの排水を挙げた。冠水した第1滑走路については「再開には時間がかかる」と語った。

 利用客らが取り残されたことについては、「ご不便をおかけしたことについてはおわびを申し上げたい」と陳謝。「橋がなくなると孤島になるのはわかっていたが、我々の想定が甘かった」と認めた。

 関西エアポートは5日、島外への移動を希望した約7800人の輸送を午後11時に完了したと発表した。