[PR]

 高齢の男性がブレーキとアクセルを踏み間違えて水路に転落した事故が今年7月、鹿児島県霧島市内であった。霧島署は4日、機転をきかせ、連係プレーで男性を助けた住民4人に感謝状を贈った。県警によると、高齢者の交通事故で操作ミスによるものは全体の約1割ある。「加齢による技術の低下を認識し、安全運転につとめて」と呼び掛けている。

 感謝状を贈られたのは、いずれも霧島市隼人町松永の上小鹿野集落に住む西俊幸さん(65)と、博子さん(60)夫妻、堀ノ内重行さん(71)、堀ノ内優さん(77)。

 事故は、7月19日午後5時すぎ、集落内の橋で起きた。80代の男性が墓参りを終え、軽トラックを運転して方向転換する際、ブレーキをかけようとしたが誤ってアクセルを踏んだ。加速した車は男性を乗せたまま、約2メートル下の農業用水路に転落した。

 この水路は、霧島川から取水して下流の水田を潤すためのもので、農閑期は水深が約15センチ。事故当時は農繁期で約80センチに増水し、流れも速かった。運転席の男性は水面から顔を出して苦しそうにしていた。

 車は幅約3メートルの水路をせき止めた状態で、このままだと水深が増して男性が溺れるか、水圧に押されて車が裏返しになる危険性があった。

 孫を保育園に迎えに行っていた…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら