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 大相撲の稀勢の里が6日、秋場所(9日初日、東京・国技館)への出場を決めた。横綱になってから10場所目。一時代を築くと期待されながら新横綱の場所で左腕にけがを負い、その後は8場所連続休場中だ。悲運の横綱としてこのまま引退を迎えてしまうのか、復活を果たすのか。秋場所に命運がかかる。

 いま、横綱に昇進した時のような強さはない。4日の稽古では大関豪栄道に3勝8敗と圧倒された。はじき飛ばされて尻もちをつく場面もあった。相撲解説者の北の富士勝昭さん(元横綱)は「悪いものを見ちゃったな。今の状態では相手(豪栄道)が強すぎた」と嘆いた。

 引退危機を脱しようと、稀勢の里の相撲には変化も見られる。6日、阿武松部屋に出稽古した際、阿武咲を相手に右前まわしを取りにいく立ち合いを試みた。阿武松親方(元関脇益荒雄)は「あれは今までにない相撲。右で相手の動きを制す狙いだろう」。他に突き押しで攻めきるなど、けがをした左腕に頼らない形を見せていた。

 決して番数は多くなかったが、…

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