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 デジタルに押されて衰退するかと思っていたコマ撮りアニメーションがデジタルの後押しで隆盛に向かっているようです。8月27日まで広島市で開催されていた第17回広島国際アニメーションフェスティバルで、人形アニメの秀作や大作をいろいろ見せられてその思いを強くしました。圧倒的だったのは贅(ぜい)を凝らしたロシアの長編「ホフマニアダ」。日本の中編「眠れない夜の月」もステキ。エストニアのスタジオ「Nukufilm」の量産パワーにも舌を巻きました。

 粘土アニメ「ニャッキ!」作者として知られる東京芸大大学院教授の伊藤有壱さんも、フェスティバル会場内のエデュケーショナル・フィルム・マーケットで学生作品をプレゼンする際に力説していました。「デジタル技術によって人形アニメが作りやすくなり、簡単なものならスマホで撮れるようになった」と。実は私もアニメ評論家・藤津亮太さんの講座で撮ったことがあります。

 確かにかつては、フィルムに収めた人形の動きがどんなものになっているかは現像されてくるまで分からず、それはそれで「名人芸」的なものを見せる場であったのですが、ただいまは人形にデジタルカメラを向けてそれをモニターとパソコンにつなげば、現在の人形の画像とひとコマ前の画像を重ねて表示できたりしまして、比較しつつ確認しつつ次のポーズを決められます。何コマか撮ったら通しで再生して動きのチェックもすぐできます。それでもやっぱり、人形の造形(デザイン&動かしやすさ)、ミニチュアセットの作り込みや照明、人形に芝居させるセンスと技量、といったアナログの部分で勝負するところに変わりはないのですけれど。

 八代健志監督率いるクラフトチ…

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