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 テニスの全米オープンで6日(日本時間7日)、日本女子史上初の4大大会のシングルス決勝進出を果たした大坂なおみ(日清食品)。年始の世界ランキングが68位だった彼女が最新で19位まで急上昇した背景には、今季からコーチを務めるドイツ出身のサーシャ・バイン氏(33)の存在がある。

 6月末、ウィンブルドン選手権の開幕直前にバイン氏にインタビューしたとき、別れ際に言っていた。「全米オープンは楽しみだよ。体ももっと絞れて、フォアハンドで体が開くのが早い癖も矯正して……。とにかく、まだまだ強くなる。すぐにね」。その予言が的中しての大躍進。バインコーチとは、どのような経歴の持ち主なのか。

 昨年のシーズンオフ、バイン氏の携帯に大坂のエージェントから電話が入った。「ナオミのコーチを探している」

 バイン氏は驚いた。今年の全豪オープン女王のキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)との契約が2日前に終了していたばかりだった。「僕は掛け持ちはしない主義だし、契約を自分から破棄するタイプでもない。だから、3日前に連絡が来ていたら断っていた。これも運命だね」

 バイン氏の自宅がある米フロリダ州パームビーチから大坂の練習拠点までは車を飛ばせば40分程度。昨年12月、自分が指導するかもしれないというコーチ目線で観察した大坂の潜在能力は計り知れなかった。

 「まず、女子選手で時速200キロ級のサーブが打てれば、黙っていても世界ランキングでトップ30には入る可能性が大きい。なぜ、昨年暮れの時点で70位前後にいるのか、理解できなかった。ナオミとのチャレンジは魅力的だと直感した」

 バイン氏は異色の経歴を持つ。自身は選手としては大成せず、早々とコーチ業への転身を図った。

 22歳から、4大大会23度優勝のセリーナ・ウィリアムズ(米)のヒッティングパートナーを8年ほど務めた。ほかのスタッフと共に同じ屋根の下に暮らしたこともある。

 「セリーナからは4大大会で優勝するには何が必要か、という最高峰の蓄積を得た。一緒に4大大会で10度優勝した経験を今、ナオミに伝えることができる」

 まだ、33歳と若いバイン氏は…

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