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 プロ野球オリックスの選手にたくさん野菜を食べてもらうため、学生がメニューを考案してみた――。こんな目的で帝塚山学院大学人間科学部食物栄養学科(大阪府大阪狭山市)の学生と球団がコラボしたという。どんなメニューなのか? 選手の反応は? 実際に試食の現場を訪れた。

 9月2日午後6時。大阪市此花区のオリックス選手寮「青濤館(せいとうかん)」に招待された同大学の3年生が、拍手で選手を出迎えた。現れたのはデーゲームで今季初本塁打を放って勝利に貢献したばかりのプロ5年目の捕手、若月健矢(22)と、セットアッパーとして活躍する2年目の右腕、山本由伸(20)。選手代表として、実際に料理を食べ、感想を言ってもらう2人だ。将来はスポーツ選手の専属栄養士になるのが夢だという根来(ねごろ)光哉さん(20)は「2人とも大きい。一流のスポーツ選手に自分たちが考えたメニューを食べてもらえるのは貴重な体験です」と話す。

 同大学と球団のコラボは2013年が最初だ。球団は地域密着化を進めている。その一つが大学との連携。同大学は若手選手のパフォーマンス向上につながる食事の提供を目的にメニューを開発している。13年は「スピード(速さ)」をテーマに「ボルトコロッケ」を考案。陸上男子100メートル世界記録保持者のウサイン・ボルトの好物がヤムイモというところからヒントを得て、栄養価が似ている長芋を使ったコロッケを作った。そして今年は、選手の野菜摂取量増加を目標に夕食を開発している。農業事業を進めているオリックスの子会社などが出資する「やぶファーム」(兵庫県養父市)で、今年度から野菜の生産を開始したことから、選ばれたテーマだ。学生たちは6月から準備を進めてきた。

 若月と山本に用意したのは3品。ホウレン草やナスなど野菜をふんだんに使ったカレー、クレソンを具に練り込んだギョーザ、そして、プチトマトとルッコラがのったピザだ。この1食で、厚生労働省が目標とする成人の1日あたりの野菜摂取量350グラムに相当するという。野菜が大好きだという若月は5分もしないうちにぺろりと平らげ、「めちゃくちゃうまい。あっという間でした」と笑顔。野菜嫌いだという山本も完食。「このメニューだと、自然に苦手な野菜もたくさん摂取できる」と感心した様子だった。

 食事後はそれぞれが気になるこ…

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